精神的苦痛の交渉

数年前の冬、仕事中にもらい事故に遭ってしまいました。その時の相手側の保険会社から提示された支払い金額に納得ができなかったため、弁護士に相談しました。
その日は少し雪が降っていたこともあって路面が凍結していました。
片側二車線の道路でお互いに内側の車線を走っていたのですが、こちらは前方が詰まっていたため停車中だったときに、対向車線を走っていた相手側の車が、突然旋回してきました。スリップしたのか単に回り切れなかったのかはわかりませんが、そのまま私の車に突っ込んできました。私の車は押し出されるように縁石にぶつかって電信柱に激突し、私は足を骨折する重傷でした。
救急車で病院に運ばれて、そこから三か月間という長い入院生活を送ることになり、当然その間は仕事も出来ませんでした。相手側のドライバーは任意保険には入っていたのでお金はもらえたのですが、収入の100%には満たない額でした。事故には遭うわ、収入もわずかしか保証されないわではやはり納得がいかなかったので、こちら側の任意保険のオプションで付けていた弁護士に相談できる制度を利用しました。
精神的苦痛は目には見えないので、個人で交渉してもなかなか相手側の保険会社に言いくるめられてしまいがちですが、そこはプロである弁護士に相談して交渉方法を教えてもらったことによって、当然である給料の100%分と、プラスアルファで精神的苦痛、肉体的苦痛も少しは額面的に提示してもらうことができました。

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