私が遭った交通事故は、いわゆるオカマ事故。赤信号で停止中に後方から4トントラックにノーブレーキで突っ込まれたものでした。
過失割合は10:0。運送会社の対応は、「すべて保険会社に任せるので、これ以上の対応はしない。」というものでした。
そこからは相手方の保険会社との交渉に入るわけですが、一方的に条件を提示されそれを承認せよ、というもので、電話口の担当者もなぜか高圧的でした。
いろいろとネットなどでも調べてみましたが、何が正解なのか分かりません。
車も後ろ半分が潰れて修理に2か月以上かかると言われ、むち打ちで通院も必要でしたので、簡単に示談に応じてしまってよいものかもすら分かりませんでした。
自分の自動車保険を使うのも何か違うとは思っていたのですが、せっかく弁護士特約を付けていたので使えるかどうか聞いてみると「そう言うときのための保険です。このケースだと等級が下がることもありませんから、ぜひ使ってください。」と促されたので、保険を使って弁護士さんに相談することにしました。
結果は大正解でした。
まず相手方の保険会社の提示した内容は、だいぶ足元を見たものでした。慰謝料は請求できる金額のせいぜい半分程度、通院も3か月程度で打ち切りといった内容で、示談に応じてしまっていたら仮に後遺障害認定されたとしてもそれ以上の請求はできないという内容のものでした。
弁護士さんにお任せしてからは交渉はすべてやっていただき、安心して治療に専念することができました。最終的には6か月間の通院とその分の慰謝料を受け取ることができました。
あの時ろくに弁護士さんに相談せずに独断で示談に応じていたらと思うとぞっとします。
自動車保険には弁護士特約はつけておくべし。そう再認識した一件でした。