保険会社の担当者

18時過ぎの渋滞が発生中の国道で信号待ちをしていた、軽四を運転していた私。信号から数えて4台目だった。信号は青になったが先頭車両が左に曲がるウインカーを出している。しかも横断歩道には歩行者、前には1ミリも進まない。ふと、バックミラーを見ると、大きなレクサスが近づいてくる。 「えっ?」 と思ったら追突されていた。 40代と思われるおじ様がレクサスから降りてくる。 助手席に乗っていた旦那が、すぐ脇の店の駐車場に私と追突した車を誘導して、警察を呼ぶ。相手方のおじ様ははじめての事故だったらしく、とても感じよく対応していただいた。最後に 「保険会社には全面的に自分が悪い事も伝えているし、不自由なく対応するように言っておきましたので、何かありましたらご連絡ください」 と言っていただき、名刺を渡してもらえた。私も手持ちの名刺を渡して、その日私たち夫婦は救急病院に行き検査だとか色々して、日付が変わる頃にやっと帰宅できた。 その後、相手の保険会社から電話があり、状況を聞かれた後 「それくらいの怪我であれば、○月○日くらいまで病院に行ってそこまでは支払いますけど、その後の日付の病院代はうちから支払えませんから。」 との事。アンタ何言ってんの?と思ったけど、その電話は一旦切った。 私のかけていた保険会社から、弁護士を頼み、完治まで診てもらうように取り付けることができた。 また、保険金が降りる段階になって、相手方の保険会社は 「○円までですね」 と言ってきた。弁護士を通していたので、弁護士さんから 「ココとココ、それにココも全然こちらの要望と違うので、○円で交渉し直したいが良いか?」 と確認が入った。ぜひ交渉していただきたい事を伝え、結果、私たちの要望がほぼ聞かれる形で決着ができた。 わたしだけでは、通院の段階から、交渉はうまくできなかったと思うので、弁護士に頼んで良かったと思う。きちんと交渉するための術を得るのは、自分で交渉できなくても大切だと痛感した出来事だった。

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